2026年9月18日

「歯を白くしたいけれど、ホワイトニングは痛そう」「薬剤を使うけれど、身体への影響は大丈夫?」など、ホワイトニングに興味があっても、不安や疑問を感じている方は少なくありません。
ホワイトニングは、歯を削ることなく、専用の薬剤によって歯の色を明るくしていく方法です。ただし、より安心してホワイトニングを受けるためには、起こり得る症状や薬剤の特徴を知っておくことも大切です。
ホワイトニングで知覚過敏が起こるのはなぜ?
ホワイトニングでよく知られている副作用の一つが「知覚過敏」です。
施術後に冷たい飲み物を飲んだときや、歯ブラシが触れたときに、歯が「キーン」としみることがあります。
これは、ホワイトニング剤が歯の内部に作用することで、一時的に歯が刺激を受けやすくなるためです。特に、もともと知覚過敏がある方、歯茎が下がっている方、歯の表面がすり減っている方などは、症状が出やすい傾向があります。
知覚過敏は、ホワイトニング前の診査と適切な対策によって、ある程度予防・軽減することが可能です。
例えば、施術の2~3週間ほど前から知覚過敏用の歯磨き剤を使用する方法があります。
知覚過敏用の歯磨き剤には、フッ化ナトリウム、乳酸アルミニウム、硝酸カリウムなどの成分が含まれているものがあります。これらは、歯の内部につながる細かな管をふさいだり、神経が刺激を感じにくくしたりすることで、知覚過敏の症状を和らげる働きがあります。
ただし、どれだけ対策をしても、知覚過敏を完全に防ぐことはできません。特に薬剤の濃度が高くなるほど、知覚過敏が起こりやすくなるため、症状が心配な方は無理に高濃度のホワイトニング剤を使用しないことも重要です。
ホワイトニング剤は身体に悪い?安全性について
ホワイトニングでは、主に「過酸化水素」や「過酸化尿素」という成分を使用します。
名前だけを見ると少し不安に感じるかもしれませんが、これらは適切な濃度・方法で使用することで、長年にわたって歯科医療の現場で利用されています。
オフィスホワイトニングでは過酸化水素、ホームホワイトニングでは過酸化尿素が使用されるのが一般的です。
過酸化尿素は、口の中で過酸化水素と尿素に分解されます。その後、過酸化水素も作用を終えると水や酸素などに分解されていきます。
一方で、高濃度の過酸化水素が歯ぐきや唇、皮膚などに直接触れると、痛みや一時的な白化を起こすことがあります。そのため、歯科医院で行うオフィスホワイトニングでは、歯茎や唇をしっかり保護し、安全に配慮して施術を行います。
また、過酸化水素を使用する際には、蒸気が発生することもあるため、適切な吸引を行うことも重要です。
ホワイトニングは「薬剤を使うから危険」というものではなく、薬剤を正しく管理し、適切な方法で使用することが安全性につながります。
ホワイトニングで歯が傷つくことはない?
ホワイトニングは、歯の表面を削って白くする処置ではありません。薬剤の働きによって歯の色素を分解し、歯そのものの色を明るくしていきます。
そのため、健康な天然歯であれば、歯を削ることなく白さを目指せるのがホワイトニングの大きな特徴です。
ただし、虫歯や歯周病、強い知覚過敏などがある場合は、先に治療や処置が必要になることがあります。
ホワイトニングを始める前に歯や歯茎の状態を確認することが大切なのは、そのためです。
ホワイトニングで白くならない歯もあります
ホワイトニングで白くできるのは、基本的に天然の歯です。
セラミックやレジンなどの詰め物・被せ物は、ホワイトニングをしても色が変わりません。
そのため、前歯に詰め物や被せ物がある場合は、ホワイトニングによって天然歯だけが明るくなり、色の差が目立つことがあります。
また、ホワイトニングの効果や適した方法は、歯の状態によっても異なります。どのくらい白くしたいのか、知覚過敏があるのか、詰め物や被せ物があるのかなどを確認したうえで、方法を選択することが大切です。
白い歯を長く維持するために
ホワイトニングによって得られた白さは永久的なものではありません。時間の経過とともに、コーヒーや紅茶、カレーなどの色の濃い飲食物、喫煙、加齢などによって、少しずつ色が戻っていきます。
白さを長く維持するためには、毎日の丁寧な歯磨きや定期的な歯科医院でのクリーニングが大切です。
必要に応じて追加のホワイトニングを行うことで、明るい口元を維持しやすくなります。
自分の歯に合ったホワイトニングを
ホワイトニングは、単に薬剤を使えばよいというものではありません。歯の状態や知覚過敏の有無、詰め物・被せ物の状況などによって、適した方法や薬剤の濃度は異なります。
「歯がしみるのが心配」「以前ホワイトニングで痛みが出た」「自分の歯でもホワイトニングできる?」など、不安なことがあれば、まずはときわ台駅前永井歯科医院にご相談ください。
事前にしっかりとお口の状態を確認し、一人ひとりに合った方法を選ぶことが、無理なくホワイトニングを続けるためのポイントです。
監修:永井歯科医院 院長 永井 太一