よく噛む人は元気で長生き! ― 噛む力と健康寿命の関係|板橋区・ときわ台にある歯科・歯医者なら「ときわ台駅前永井歯科医院」

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よく噛む人は元気で長生き! ― 噛む力と健康寿命の関係

よく噛む人は元気で長生き! ― 噛む力と健康寿命の関係|板橋区・ときわ台にある歯科・歯医者なら「ときわ台駅前永井歯科医院」

2025年6月20日

よく噛む人は元気で長生き! ― 噛む力と健康寿命の関係

私たちが毎日の食事で当たり前のように行っている「噛む」という行為は、実は全身の健康と深く関わっています。最近、「噛む力が弱くなってきた」「固いものが噛めなくなった」と感じる方が増えており、こうした噛む力の低下(咀嚼機能の低下)は、単に食べづらくなるだけでなく、全身の健康や生活の質(QOL)にも大きな影響を及ぼすことが分かってきています。

噛む力とは何か?

「噛む力」とは、食べ物を歯で噛み砕くために必要な咀嚼筋(そしゃくきん)の働きや、上下の歯の噛み合わせの状態、そして歯そのものの健康状態などが総合的に関わっている能力です。虫歯や歯周病、入れ歯の不具合、噛み合わせの悪化、加齢による筋力低下などによって噛む力は弱くなっていきます。

噛む力の低下が招く健康への影響

1. 栄養状態の悪化

噛む力が低下すると、固いものや繊維質の多い食材(肉、野菜、玄米など)を避けがちになります。その結果、偏った食生活になり、タンパク質やビタミン、ミネラルなどの摂取量が不足しやすくなります。特に高齢者では、これが「低栄養」状態につながり、筋肉量の減少(サルコペニア)や体力低下、免疫力の低下を引き起こすことがあります。

2. 脳の機能低下

噛むという動作には、脳を活性化させる効果があることが分かっています。しっかりと噛むことで脳への血流が増加し、認知機能の維持に役立つとされています。逆に、噛む力が衰えて咀嚼回数が減ると、脳への刺激が減り、認知症のリスクが高まる可能性があるという研究報告もあります。

3. 消化機能への負担

食べ物を十分に噛まずに飲み込むと、胃や腸に大きな負担がかかります。よく噛むことで消化酵素が分泌され、胃腸の働きがスムーズになるため、噛む力の低下は消化不良や胃もたれの原因にもなります。

4. 姿勢やバランスへの影響

噛み合わせが悪くなったり、歯を失ったまま放置したりすると、顎の筋肉のバランスが崩れ、姿勢や体のバランスにも悪影響を与えることがあります。転倒のリスクが高まる要因にもなるため、特に高齢者では注意が必要です。

5. 心理的・社会的影響

噛む力の低下によって食事が楽しめなくなったり、会話がしにくくなったりすることもあります。これが外出や人付き合いの減少につながり、孤立感やうつ状態を引き起こす原因になることもあります。食事は栄養補給だけでなく、社会的な楽しみでもあるため、咀嚼機能の維持は生活の質を保つうえで重要です。

噛む力を保つために

噛む力を維持・改善するためには、以下のような取り組みが効果的です。

定期的な歯科検診

虫歯や歯周病の早期発見・治療はもちろん、噛み合わせのチェックや入れ歯の調整も重要です。
バランスの良い食事とよく噛む習慣
柔らかいものばかりでなく、噛みごたえのある食材も取り入れ、「一口30回」を目安に意識的に噛むようにしましょう。

口腔筋のトレーニング

「あいうべ体操」や、舌・頬の筋肉を鍛える体操なども効果的です。

失った歯の補綴治療

歯を失ったままにせず、入れ歯やインプラント、ブリッジなどで噛む機能を回復することが大切です。

おわりに

「噛む」という行為は、単なる食事の一部ではなく、全身の健康と直結する大切な機能です。噛む力の低下を放置すると、身体的・精神的・社会的な問題を引き起こすことがあります。少しでも「噛みにくい」「食べづらい」と感じたら、早めに歯科医院を受診し、原因を調べて対策を講じましょう。

当院では、咀嚼機能の評価や適切な補綴治療、予防ケアなどを通じて、皆さまがいつまでも健康で快適な生活を送れるようサポートしております。どうぞお気軽にご相談ください。

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ときわ台駅前永井歯科医院は、板橋区ときわ台にある歯医者として、インプラント・ホワイトニング・セラミック・矯正・クリーニング・定期健診など、幅広い診療に対応しています。噛み合わせへの配慮を含む予防・治療計画をご提案し、患者様の歯をできるだけ残す方針を大切にしています。事前のカウンセリングを通して治療内容や費用を丁寧にご案内し、ご納得のうえで進めてまいります。