2026年8月28日

「歯に黒いところがあるけど、これは着色?それとも虫歯?」
鏡で歯を見たとき、黒や茶色の部分を見つけて不安になった経験はありませんか?
歯の色が変わっていると、「虫歯かもしれない」と心配になる一方で、コーヒーや紅茶などによる着色汚れの場合もあります。
しかし、歯の着色と虫歯は見た目だけでは判断しにくいことがあります。
今回は、着色汚れと虫歯の違いや、注意したい症状について解説します。
歯の「着色汚れ」はなぜ起こる?
歯の表面に付着する茶色や黄色、黒っぽい汚れの多くは、飲食物や喫煙などが原因となる「着色(ステイン)」です。
特に着色しやすいものとして、以下が挙げられます。
● コーヒー、紅茶、緑茶
● 赤ワイン
● カレーなど色の濃い食品
● 喫煙によるヤニ
これらに含まれる色素が歯の表面に付着することで、少しずつ歯が黄ばんだり、茶色っぽく見えたりすることがあります。
着色汚れの場合、基本的には歯の表面に色素が付着している状態なので、歯科医院でクリーニングを受けることで落とせるケースがあります。
虫歯の場合はどんな見た目になる?
一方、虫歯によって歯の色が変化することもあります。
初期の虫歯では、歯が白く濁ったように見えることがあります。その後、虫歯が進行すると、茶色や黒っぽい色に変化する場合があります。
特に注意したいのが、単なる「色」だけではなく、歯そのものに変化が起きている場合です。
たとえば、
● 歯に穴が開いている
● 表面がザラザラしている
● 歯の一部が欠けている
● 冷たいものや甘いものがしみる
● 何もしていなくても歯が痛む
● 以前より黒い部分が大きくなっている
といった症状がある場合は、虫歯の可能性も考えられます。
ただし、虫歯でも痛みがないことは珍しくありません。そのため、「痛くないから虫歯ではない」とは限らないので注意が必要です。
着色と虫歯は自分で見分けられる?
結論からいうと、自分で完全に見分けるのは難しいといえます。
歯の表面に付いている汚れであれば着色の可能性がありますが、歯の溝や歯と歯の間など、見えにくい場所にできた虫歯は自分では確認しにくいものです。
また、着色がある部分に虫歯ができているケースや、もともとの歯の色・詰め物の変色などによって黒く見えている場合もあります。
歯科医院では、目視による確認だけでなく、必要に応じてレントゲン撮影などを行い、歯の状態を総合的に確認します。
「ただの着色だと思っていたら虫歯だった」ということを防ぐためにも、気になる変色を見つけたら、一度歯科医院で確認してもらうことをおすすめします。
歯の黒い部分を放置しても大丈夫?
歯の黒い部分を見つけたからといって、必ずしも虫歯とは限りません。しかし、原因が分からないまま長期間放置するのはおすすめできません。
虫歯だった場合、初期の段階では比較的小さな処置で済むことがあります。
進行すると歯を削る範囲が大きくなったり、場合によっては神経の治療が必要になったりすることもあります。
一方、着色汚れであれば、歯科医院でのクリーニングによって改善できる可能性があります。
つまり、早めに診てもらうことで、「虫歯なのか」「着色なのか」を確認でき、必要な対応を判断できます。
歯の着色を予防するには?
着色を完全に防ぐことは難しいですが、毎日のケアによって付着を抑えることはできます。
基本となるのは、毎日の丁寧な歯磨きです。歯ブラシだけでなく、歯間ブラシやデンタルフロスなども使用し、歯垢(プラーク)をできるだけ残さないようにしましょう。
また、定期的に歯科医院でクリーニングを受けることも、着色や歯垢の除去に役立ちます。
ただし、着色が気になるからといって、強い力でゴシゴシ磨くのは逆効果になる場合があります。歯の表面を傷つけ、かえって着色しやすくなる可能性があるためです。
「これって着色?」と思ったら歯科医院へ
歯に黒や茶色の部分を見つけたとき、それが着色汚れなのか虫歯なのかを見た目だけで判断するのは簡単ではありません。
「痛くないから大丈夫」「汚れだと思うからそのままにしておこう」と自己判断せず、気になる部分があれば歯科医院でチェックしてもらいましょう。
歯の変色を早めに確認することは、虫歯の早期発見にもつながります。
「これって着色?虫歯?」と気になったときは、お気軽にときわ台駅前永井歯科医院へご相談ください。
監修:永井歯科医院 院長 永井 太一